ビジネスローンとファクタリングはどう違う?

ビジネスローンやファクタリングは、資金繰りの際に強い味方になる手段の一つです。
しかし、ビジネスローンとファクタリングにはどのような違いがあり、どんな場面で有効的な活用ができるのでしょうか。
この記事では、ビジネスローンとファクタリングの違いについてご紹介していきます。

ビジネスローンはどんな金融サービスか


ビジネスローンとは、中小企業や個人事業主を対象としたローンです。
銀行にも事業者を対象とした融資サービスは存在しますが、今回はノンバンク系のビジネスローンについて説明します。

銀行の融資を受ける為には、多くの資料を用意する必要があります。
しかし、ノンバンク系のビジネスローンは、審査方法に特徴があります。
提出された決算書の数値をデータとして入力し、会社の信用度を点数化する「スコアリングシステム」を採用しており、数値で判断できる事業者の信用度に応じて、融資の金額や可否、金利等を決定します。
審査項目が少なく、手続きが比較的簡単なため、審査から融資までの時間が早い等の点が、ビジネスローン人気の理由です。

一方でファクタリングは、売掛債権に保険をかけてリスクを回避したり、売掛金を買い取ってもらえたりするサービスです。
日本の企業間の取引では、商品やサービスを先に提供し、後から代金を集める信用取引が一般的です。
こうした掛取引の中には売掛金の入金が遅れてしまったり、貸倒れになってしまったりと、資金難に陥る可能性もあります。
しかし、ファクタリングを利用すれば、売掛先に倒産の可能性がある場合等に、あらかじめ保険をかけたり、売掛金を売却して現金化したりすることが可能です。

それぞれのサービスの違いとは


それでは、実際にどのような部分に相違点があるのかをご説明します。

審査対象

ファクタリングの場合、審査対象となるのは売掛先の会社です。
ファクタリングを申請した会社よりも、売掛先の信用が重要視されます。
一方、ビジネスローンの場合は、審査対象がファクタリングとは異なり、ローンを受ける会社の信用が重要とされます。
融資のため、審査基準はファクタリングに比べて厳しくなると言えます。

コストが安いビジネスローン

ファクタリングの手数料は業者にもよりますが、平均して20%前後です。
一方、ビジネスローンの金利は年率15%前後が多いとされています。
資金調達を低コストで行うと考えた場合では、ビジネスローンの方がメリットを感じられるかもしれません。

会計上はファクタリングが便利

ビジネスローンとファクタリングは、会計上にも異なる点があります。
ファクタリングは債権をファクタリング会社に買い取ってもらうだけなので「売上」と計上され、ビジネスローンは借入金なので「負債」にという項目になってしまいます。
借入金が増えると、今後金融機関の融資を受ける際に悪い影響を与えることになります。

その状況に合わせた選択肢を


ビジネスローンとファクタリング、2つのサービスのうちどちらが優れているかを一概には判断するのは難しいと言えます。
それぞれのメリット・デメリットを把握して現在の会社の状況と照らし合わせて検討することが大事です。
一時的な資金調達を短期でどうにかしたい、という場合は、ファクタリングの方が迅速に対応できる可能性もあります。
どちらにしても、現状を整理し、目的をどこに置くかで検討する必要があると言えます。