輸出業がファクタリングをする理由とメリット

海外の会社と取引をすることが多い輸出業は、その事業の特性から資金繰りに困るケースが多く見られます。
海外との貿易取引において商慣習の違いはもちろん、替レートの変動や言語の問題など様々な壁と煩雑さが存在しているからです。

そこで今回は、運送業でファクタリングが必要になる理由と、ファクタリングを利用するメリットについて紹介していきます。

輸出業で資金繰りが必要な理由


例えば、近年の円安で車産業は盛り上がりを見せています。
しかし、売上になるのは商品が取引先に到着して検修が済んでからになるため、場合によっては数か月先になる場合があります。

後から入金があれば良いのですが、取引先が期日通り代金を支払ってくれるかどうか分からないのも不安もあります。
ましてや、貸倒になったら取り返しがつきません。

そこで与信管理と債権管理が非常に重要な意味を持つことになります。
しかし、海外の取引先の与信を管理しようにも、海外事業者の与信情報を日本国内から調べるのは非常に困難です。

そこでファクタリングに注目が集まっています。
特に、海外事業者との取引において活用されるファクタリングは、国際ファクタリングと呼ばれています。

このファクタリングを活用すれば、海外事業者との輸出取引を保証するだけでなく、期日を待たずに金銭債権を現金で用意することが可能になるのです。
こういった背景から、輸出業界では国際ファクタリングが活用されているのです。

輸出業でファクタリングを取り入れるメリット


今までは貿易取引に関するリスクヘッジとして、L/Cと呼ばれる貿易信用状が利用されてきました。
この貿易信用状とは手形と同じ仕組みで、国際的に利用されている決済手段のことです。

輸入業者は現地銀行に輸出者宛のL/Cの発行を依頼し、輸出業者側の銀行へ貿易信用状が発行されたと通知します。
これを使えばお互いに取引の確実性が担保されることになり、安全な取引ができるようになっていました。

しかし、貿易信用状を発行してもらう発行手数料が高いというデメリットがあります。
また、書類に一つでも条件不一致の箇所がある場合には、保証を得ることができないという審査の厳しさもネックの一つになっていました。

しかも最近では商品取引を迅速化する動きになっているので、時間のかかる貿易信用状を用いずに、送金ベースの決済が主流となりつつあります。

しかしそうなると、輸出業の債権回収や売掛金の管理を他の手段で保証しなければいけません。
そこでこの問題を解決できるのが、ファクタリングです。

中でも国際ファクタリングは、輸出取引において確実に代金を集める方法の一つです。
世界各国のファクタリング会社が提携し、安全に資金化をサポートしてくれる仕組みなので、日本の大手銀行系のファクタリング会社も参入しています。

国際ファクタリングを利用すれば、貿易信用状の無い送金取引であっても保証がなされます。そして取引先の与信管理も強化できるのです。

輸出業はファクタリングで事業をより大きくできる


このように、輸出業ではその事業特性によりリスクヘッジを行わなくていけない点があります。
国際ファクタリングはその問題点を解決できる有効な手段になるのです。