ファクタリングにおける成功例【運送業】

個人・法人問わず多くの人が日常的に活用し、物流はすっかり生活に欠かせない存在となりました。
特に日本は自給率が低い国です。もし全ての物流が止まってしまったら、都心部では食料の調達すら難しい状況になってしまいます。
最近はネット通販の普及によって物流業界の売上は上昇傾向にありますが、ファクタリングを用いる運送業者が増えているのも事実です。
今回は、運送業でファクタリングが増加している理由と、その成功事例をご紹介していきます。

利用者が増えていても黒字倒産の可能性が


運送業界では、一部の大手業者は個人からの都度注文を受け付けていますが、業界全般としては特定の取引先に対し、継続で仕事を請けているケースが多く見られます。
この中で中小企業は孫請けの仕事が続くなど厳しい立場におかれているのが現状です。

そうした状況で運送業は、ガソリン代やオイル代など、燃料費の高騰によって利益率の幅が大きく変動します。
下請けの業者は燃料代を理由にして請負代金を上げる事が難しくなり、利益率が非常に低くなっています。

そのような中で人件費や燃料費などの費用が常に付き物となってきます。
また、そうした費用の他に、車両代がかさむという部分も運送業が抱えるネックの一つです。
例えば、ほぼ毎日のように走り続けるトラックは定期的なメンテナンスや維持費もばかにならず、一定の走行距離を走れば車両ごと買い替える必要が出てきます。
運送業界の主流となるトラックは2tや4tトラックであり、普通乗用車に比べても購入費が割高になることが多く見られます。

こういった支出要因が多い背景から、費用や資金を払うことが出来なくなってしまうと黒字が見込めていたとしても倒産してしまいます。
日本政策金融公庫から借り入れをする場合でも約1か月の時間がかかるため、支払いが間に合わなくなるケースが出てくるのです。
このショートした資金を調達するために、ファクタリング業者に売掛金を売却するという流れが、昨今の運送業界でファクタリングが増加している理由です。

運送業者がファクタリングを利用した成功事例


車両の老朽化に伴い、年々と利益率が低くなっている会社がありました。
その時、単発の依頼ではなく、長期的な取引が見込める長距離便の依頼を頂くことができました。
依頼を受けるには新しい車両が必要だったので、まずは銀行融資の検討をしました。

しかし、クライアントからはすぐに返事が欲しいとのことで、銀行の結果が出るのを待っていては結論が間に合いません。
そこで、銀行融資を見送り、ファクタリングで資金繰りをする手続きを始めました。

その結果、大型トラックを3台購入することに成功し、クライアントとすぐに取引を結ぶことができました。
また、車両に余裕が生まれたことから、その後も更に受注を増やすことができるようになった会社がありました。

このように、商機はいつ訪れるかわからないものなので、即決ができるかどうかがビジネスの成功に大きく関わってきます。
金融機関から融資を受ける方法もありますが、どうしても審査結果が出るまで時間がかかることがネックになります。
急にお金が必要になった場合、ファクタリングは資金繰りにとても有効な手段と言えます。