ファクタリングの種類について「買い取り型」と「保証型」の違い

売掛債権を商品として売買するのが「ファクタリング」といわれますが、ファクタリング自体にも種類が存在しています。
それが「買い取り型」と「保証型」です。

いざファクタリングする場面に立ち、どちらを選択すべきかを理解しておきましょう。

買い取り型ファクタリングとは?

買い取り型ファクタリングとは、利用者が取引会社に対し発行する売掛債権をファクタリング会社に売却し、権利譲渡によって資金調達ができる方法になります。

権利譲渡に際し、早期現金化が可能となる代わりにファクタリング手数料が発生します。2社間ファクタリングの場合【20〜30%】程度の手数料、3社間ファクタリングの場合【5〜10%】程度の手数料が求められます。
手数料は支払い型ではなく【差し引き型】のため、売掛債権額から差し引かれ入金されることとなり、実質的に手出し資金は0の状態で取引が完了します。

保証型ファクタリングとは?

保証型ファクタリングは、資金調達を目的とした取引ではありません。買い取り型ファクタリングは資金ショートの危険性を回避する手立てとなりますが、保証型ファクタリングは【売掛債権に対する保険サービス】になります。
取引会社に倒産の危険性や事業不審がある場合、事前に保証料を支払うことで売掛債権の保証を担ってくれるのです。

保証料に関しては【掛け捨て】となるため、取引会社に十分な信用がある場合は不要なサービスとも思われますが、取引会社の運営状況を密に知ることは難しく、各保険サービスと同様にトラブルを未然に防ぐための手段だと認識してください。

なぜ両サービスが存在する必要があるのか

保証型ファクタリングがあるならば、わざわざ買い取り型ファクタリングの必要性はありません。
しかし、全ての事業者が掛け捨てになる保証料を支払ってまで売掛債権を守ることはできないのです。
保証料は決して安くありません。下手をすれば数億円にも上る保証金を支払わなければならないため、ファクタリング会社は相応の保証料を請求します。

買い取り型ファクタリングは、咄嗟の資金ショートに対する金策として優秀なサービスです。
しかし、無条件に資金調達できるわけではなく、信頼できると判断された売掛債権にしか適応されないため、融資と混同されてしまう背景があります。

どちらにもメリットがあり、デメリットも同時に存在しているのです。

ファクタリングを理解して売掛債権を見直そう

買い取り型と保証型の2つのサービスがあることで、事前対策ができる事実を理解しつつ、咄嗟のたい雨もできる認識を持ってください。
安全な事業のために事業者が取れる行動には限りがあります。その方法が用意されている事実を知らずに融資へと手を伸ばすことが無いよう、売掛債権の取り扱いを今一度考える機会を作りましょう。