ファクタリング取引で利用されるほとんどが2社間である理由を考える

話題となっている資金調達方法「ファクタリング」ですが、利用されるのは昔ながらの3社間ファクタリングではなく2社間ファクタリングです。
なぜ歴史ある方法ではなく2社間ファクタリングを利用するのか。そこには、本来あるべき事業者間の信頼関係が大きく関わっているのです。

2社間ファクタリングが選ばれる理由

2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社の間だけで完了する取引です。その場に取引会社は必要なく、手軽にスピーディーな取引が可能となります。

本来のファクタリングであれば、取引の場には「3者」が揃うことが大前提でした。

  • ファクタリング利用者
  • 取引相手
  • ファクタリング会社

この3者が執り行う取引契約で、利用者は本来資金が手に入る期日を待たずして報酬を得られ、取引相手は支払期日にファクタリング会社へと請求金額を納め、ファクタリング会社は取引手数料分の利益を手にすることができるのです。

これが「3社間ファクタリング」の流れになり、本来必要な経緯になります。

しかし、2社間ファクタリングには「取引相手」がファクタリング取引に関与する必要がありません。そのため、利用者だけでファクタリング取引に臨め、取引相手の手を煩わせることなく契約が完了できるのです。

2社間ファクタリングで注意すべきこと

利用者だけで契約を結べる2社間ファクタリングは、ファクタリング会社にとっては大きなリスクをはらんでいます。通常であれば3者が取引の場に立つことで保証される入金が、2者での取引であることで第3者からの不確定な入金を待つことになるのです。この入金を待つ間、ファクタリング会社は実際に入金確認が取れるまでマイナス資産を抱えていることになります。

このマイナス資産に対するリスクヘッジとして執られているのが高い取引手数料です。

3社間ファクタリングでの取引手数料の相場は「5〜10%」です。利用者としても利益率の高い資金調達になります。
しかし、2社間ファクタリングの取引手数料の相場は「20〜30%」と、相当な金額をロスする取引となってしまうのです。

この取引手数料によって失う金額を理解しておかなければ、事業の必要経費を割ってしまう場合があるので注意しましょう。

手数料の高さよりスピーディーな取引が優先される

手元に残る資産が多いほど、事業者としては安心して事業の遂行に励めます。しかし、売掛債権の特性上「必要な時に資金化できない」という問題をはらんでいるのです。
その問題を解決してくれるのがファクタリングであり、借金ではない純粋な資産を手にできる有力なサービスなのです。

さらに、同じファクタリング会社を継続的に利用することで、取引手数料を安く抑えられるようになる点も2社間ファクタリングを優遇される理由の一つです。

取引自体に時間がかからないため、売掛債権を細かく分散してファクタリングに掛け、成約数を増やすことでファクタリング会社との間に信用を築けるのです。