人材派遣業がファクタリングをする理由とメリット

近年、人材派遣業では、事業の需要は増加の傾向が見込まれています。
2012年の有効求人倍率が0.8倍だったのに対し、2018年はたった6年で1.6倍にまで上昇しています。

この数字の伸びから、人材派遣業は安定した職種に見えますが、資金ショートをするケースが多い業種であることも事実です。
そこで今回は、人材派遣業でもファクタリングが必要になる背景と、利用メリットの内容について紹介していきます。

資金繰りが必要になる理由


人材派遣業の中で資金に悩まされるケースには、入金と支払いのズレに一つの原因があります。

従業員に対しては、支払いをもちろん期日内に行う必要があります。
しかし、人材派遣業では取引先の派遣先企業から入金されるのが数か月先になるという仕組みがあります。
よって、契約の条件次第では入金までに数か月の時間を待たなくてはいけないケースも少なくないのです。

しかし、人材派遣業は従業員の派遣を大量に確保しなければ利益を出すことができないのです。
このような背景から、派遣先企業と支払いタイミングのズレが大きくなっていくと、資金ショートが起こってしまうという状況が生まれるのです。

ファクタリングを取り入れるメリット


人材派遣業がファクタリングを活用するメリットは大きく二つあります。
一点目は、支払いと入金のタイミングのズレを短縮できるということです。
上記で既にご説明したように、このズレによって資金繰りが厳しくなります。
遅い例だと。派遣を実施してから半年後に入金されるというケースもあります。

しかしここでファクタリングを活用することで解決できる場合があります。
所有している金銭債権をファクタリング会社に譲渡することによって、その対価として入金日よりも前に現金を得ることが可能になります。
そうすると資金ショートが起こる前に対応が可能になります。

銀行などの融資の申請をすることも考えられますが、その場合は審査が厳しくなるという懸念点があります。
ビジネスローンでも同じようなケースが多くあります。
審査も厳しくなることはもちろん、支払能力や業績によっても審査は左右され、その審査に通らなければ資金提供を受けることはできません。

一方ファクタリングは借入金ではないので、審査スピードがも早いことがメリットの一つです。
ファクタリングを有効活用すれば、会社の経営を改善することができると言えます。

二つ目のメリットは、緊急のトラブルにも対応できるという点です。
例えば、取引先の派遣会社が倒産をしてしまった場合でも対処することが可能です。

ファクタリング会社に債権を渡しておくことによって、債権回収はファクタリング会社が行うので自社が責任を負うことはありません。
つまり、ファクタリングを利用しているケースでは、派遣先が倒産してもその影響を受けずに済むことが可能です。

人材派遣業の資金調達でもファクタリングが活躍


人材派遣業では、入金と支払いのタイミングにズレが生まれるということを説明してきました。
そして、ファクタリングを活用することにより、支払いスパンとのズレを解消できるというメリットが発生します。
ファクタリングは安定的な資金調達として有効な方法となり、緊急のトラブル時にも有効です。
人材派遣業でも、ファクタリングは目的に合わせて有効に活用できる検討をしましょう。