ファクタリングと取引信用保険との違いとは?

ファクタリングと取引信用保険は、どちらとも「売掛金が対象」という通ずる部分はあるものの、それぞれが異なる働きを持ったサービスです。
この2つを比較しながら、特徴についてご紹介していきます。

取引信用保険とファクタリングの異なる部分


同じ売掛金を対象にしているという共通点を持つファクタリングと取引信用保険ですが、大きく異なるのは以下の部分になります。

  1. 利用する目的が異なる
  2. 取引先の範囲が異なる
  3. 債務回収についてのリスクが異なる

それではこの3つについて、それぞれの異なる内容について説明していきます。

利用目的が異なる

そもそもこの2つのサービスは、利用する目的から内容が異なります。

取引信用保険→売掛金の貸し倒れリスクを避けるために利用
ファクタリング→売掛金を売却することによって資金調達をする目的で利用

ファクタリングは資金調達手段の一種であり、それに対し取引信用保険は、売掛金の未払いを回避するための保険サービスとなります。

取引先の範囲が異なる

ファクタリングは1つの売掛金を買い取ってもらい、資金調達を行うサービスです。
一方で取引信用保険は、取引先の売掛金を守るサービスのため、この2つでは取引先の範囲も異なります。

ファクタリング→数や規模に関係なく、取引先の売掛金売却が可能。1社でも複数の企業でもファクタリング会社の審査に通過すれば売却して現金化できる。
(例)2ヵ月後に入金される予定の売掛金のみ売却して資金化

取引信用保険→取引先が少ない場合は全てが対象。取引先の数が多く、会社の規模が大きい場合は、売掛金が多い数社だけにする等、条件を絞ることが可能。
(例)売掛金200万以上の会社のみ保険をかける

取引信用保険は売掛金の未払いリスクを回避する為の保険ですが、ファクタリングは売掛金を買い取ってもらう形になるので、全ての取引先が対象範囲になるということではありません。

債務回収のリスクが異なる

取引信用保険とファクタリングでは、債務回収に関してのリスクも異なります。

ファクタリング→売掛金売却のため、買取手数料は発生するが、ファクタリング契約を交わした際の買取金額は、確実に振り込まれる保証がある

取引信用保険→資金繰りの悪化等により売掛先が売掛金の支払いを渋っている・取引先より保険会社にクレームがある、など何かしらの問題が起こった場合、利用社は債務回収をすることができない。

取引信用保険は、いわば売掛金の保険です。
被保険者に法令違反等があった場合の損害や、長期間支払い遅延をしている取引先に商品を渡してしまった際に発生した損害など、状況によって保険が下りないというケースもあります。
しかし、ファクタリングは売掛金を売却してから速やかに現金化をすることができるので、債務を確実に取り戻すことが可能です。

資金調達が至急必要な際はファクタリングを


このように、ファクタリングと取引信用保険のサービスではその内容が大きく異なります。
それぞれのサービスで相違点は多くありますが、すぐに現金がを用意する必要がある時は、ファクタリングの方が効果的と言えます。
資金調達をする目的に合わせて、最適な手段を検討することをおすすめします。